予防
Medical DX編集部 2021.4.29

動物医療にもAI活用でオーダーメイド型医療へ!?〜ペット用の活動量計がNECのAIと連携

近年はスマートウォッチなど、人間の活動量計に関する技術の進化が進んでいる。この活動量計、動物向けのものもあるのをご存じだろうか。

それが、株式会社日本動物高度医療センターが開発した犬猫用の活動量計「PLUS CYCLE(プラスサイクル)」だ。直系27mmで厚さが9.1mm、重さは約9gで、ボタン型の電池で動作する。小型犬や猫の首輪などに付けても違和感のない軽量かつコンパクトな活動量計で、税抜9,000円(月額利用料は無料)で販売されている。

犬猫用の活動量計「PLUS CYCLE(プラスサイクル)」(プレスリリースより)

このPLUS CYCLEには加速度センサーと気圧センサー、2つのセンサーが搭載されていて、前者は動き・休息を、後者はジャンプ回数を測定する。これらを無料アプリで日常的に測定、愛犬愛猫の活動をグラフで確認することで、小さな痛みを隠しがちな動物のSOSにいち早く気づける、というもの。全国1000病院以上のPLUS CYCLE対応病院と連携し、動物のテーラーメイド(オーダーメイド)型医療を目指している。

そのPLUS CYCLEが今月から、日本電気株式会社(NEC)が提供する愛玩動物コミュニケーションプラットフォームサービス「waneco」と連携し、PLUS CYCLEを利用してペットとLINE上でトークができる飼い主向けサービス「waneco talk」の、NECにおける社内実証を開始したと発表した。

waneco talkは、LINE公式アカウントを友だち追加することで、留守番など、飼い主と離れて過ごしている愛犬愛猫の状況を、遠隔地からでもLINEのトーク形式で把握できる、というサービス。PLUS CYCLEで収集した活動量データをNECの最先端AI技術群「NEC the WISE」で分析し、ペットの状況がLINEで送信されることで、一般向けには今年の8月からサービスを提供する予定だという。

「waneco talk」の仕組み。プレスリリースより引用

将来的には、さまざまなPet Health Techから得られる心拍・体重・体温・尿量などの生体データや、電子カルテ・ペット保険から得られる診療・疾患データを集積してペットのパーソナル・ヘルス・レコード(PPHR=Pet Personal Health Record)を構築して、NEC the WISEで分析することで、各犬猫の生体データ・医療データに基づいた「データ駆動型 予防動物医療」の実現を目指したいとしている。

PLUS CYCLEのビジョン(プレスリリースより引用)

動物病院にもDX化の波が訪れていることもあり、ペットのデジタルヘルスにも大きな進歩がやって来ていることは間違いない。

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