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Medical DX編集部 2020.9.18

新Apple Watchの心電図機能の有効化は?血中酸素濃度の計測は可能に

9月4日、「Apple Watch」の心電図(ECG)機能が医薬品医療機器総合機構によって医療機器承認された。今回の承認は、「家庭用心電計プログラム」「家庭用心拍数モニタプログラム」となっており、プログラム(アプリ)としての承認。前例がなかったため、この2つのジャンルが新設され、これに該当した場合は医療機器販売に必要な営業所管理者も不要とされた。

Apple Watch Series 4以降は電子式心拍数センサーが内蔵されていたが、日本国内では医療機器承認がなく、利用できなかった。

今回、家庭用心電計プログラムと家庭用心拍数モニタプログラムが承認されたことで、Apple Watchとアプリの利用で心電図を表示したり心拍数をモニタリングしたりすることが可能となる。

こうしたなか、9月15日にAppleが新製品発表会を開催し、そこで日本での心電図機能の有効化の発表も期待されたが、ここではアナウンスはなかった。今後、この機能が有効化されれば、海外での事例のように、心電図の異常を見つけて病院に検査に行くということが起こるようになるかもしれない。

いっぽう、9月15日の発表会では、Apple Watch Series 6が発表された。これに搭載された目玉機能のひとつに、血液中に取り込まれた酸素濃度を測定できる、血中酸素濃度センサーがある。

センサーは、4つのLEDクラスターと4つのフォトダイオードから構成。緑、赤色のLEDと赤外線LEDで手首の血管を照射、反射光の量をフォトダイオードが読み取り、その色をアルゴリズムにより計算して体に取り込まれた酸素量を算出するという。

現時点では、医療機器としての使用は想定されておらず、健康状態の把握に活用されるとのことだが、アップルはApple Watchの健康関連センサーが心臓や肺の健康管理にどのように役立てられるかを調べるため、新たな健康研究を始めると発表。将来的には、センサーで取得したデータを医療現場で活用するといったことも視野に入れていることがうかがえる。

なお、9月15日、低価格モデルとして発表されたApple Watch SEでは、心電図機能と血中酸素濃度センサーは搭載されないが、心拍数センサーは利用可能となっている。
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Medical DX編集部

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