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Medical DX編集部 2022.9.16

アイリスのAI咽頭内視鏡システム「nodoca」が保険適用、C2区分で日本初の収載

9月14日、中央社会保険医療協議会(中医協)の総会上で、アイリス株式会社のAI搭載、咽頭内視鏡システム「nodoca®」(販売名「nodoca(ノドカ)」)を使ったインフルエンザウイルス感染症の診断において、公的保険の適用が了承されることとなった。適用開始は12月1日からとなる。

「nodoca®」は咽頭を診るための視診器に、診断を支援するAIを組み合わせた機器だ。AIで咽頭の画像と問診画像を解析し、インフルエンザウイルス感染症に特徴的な所見などを検出、診断の補助ができる。AIアルゴリズムが、のべ100以上の医療機関、10,000人以上の患者による50万枚以上の咽頭画像データベースを元に開発されているうえ、専用カメラは本機のために独自開発されており、鮮明な撮影が行えるという。

インフルエンザに感染した際に喉に現れる「インフルエンザ濾胞(ろほう)」を診断するために重要な、咽頭の視診は医師の経験によるところが大きかったが、たとえ経験が少ない医師であっても、より正確な診察ができるようなつくりを目指した「nodoca®」は、発表後から話題となっていた。

この「nodoca®」を用いたインフルエンザウイルス感染症検査の保険点数は305点(3,050円)。これは、現在用いられているインフルエンザウイルス迅速検査キットを用いた場合と同じ点数だ。

「nodoca®」の公的保険適用は、AI医療機器を用いた診断が公的保険に新機能・新技術(C2区分)として収載される日本初の事例となった。医療へのAI活用において、大きな一歩となったことには間違いない。

「nodoca®」の発売は、今年の冬に予定されている。今年7月に行われた日本感染症学会では、今秋以降インフルエンザウイルスが流行する恐れがあると報告されており、「nodoca®」の存在がより注目を浴びることになりそうだ。
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