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Medical DX編集部 2022.6.23

地域のスマート・ホスピタル構想実現に向けて、GEヘルスケアと清水建設が協業!

■病院運営と施設運営の両面からDXを追求する試み


GEヘルスケア・ジャパン株式会社と清水建設株式会社は、病院運営と施設運営の両面からDXを追求したスマート・ホスピタルの構築に向けて協業することを発表。その第1弾として、GEヘルスケアと淡海医療センター(滋賀県草津市)が協働にて導入した日本初の「コマンドセンター」と、清水建設の建物OS「DX-Core」のデータ連携を図り、地域医療構想の実現に向けた取り組みを進めていく。

地域医療構想とは、地域に存在するそれぞれの病院が担当する医療機能を選択し、その機能を持ち寄ることで地域全体の医療を完結させることをめざす取り組みのこと。超高齢化が待ったなしで進む日本では、適正な医療を効率的に提供する体制を整えることが喫緊の課題となっている。

今回の取り組みでは、GEヘルスケアと清水建設、淡海医療センターの3者が、この取り組みを実現するための病院運営と施設運営のデータ連携によるDXに挑戦する。

GEヘルスケアと淡海医療センターが2021年に導入した「コマンドセンター」とは、医療情報システムから収集する電子カルテなどのデータをリアルタイムに分析することで、病床の稼働状況やスタッフの業務を画面上で見える化し、病床の割り当てやスタッフ配置などの迅速な意思決定を支援する中央集中管制塔のようなシステムのこと。

今回の3者の協業においては、まず第1段階として、淡海医療センターの既設設備機器を集中監視するプラットフォームを「DX-Core」によって構築し、「コマンドセンター」とのデータ連携を図るとともに、病院運営の効率化に向けた課題を抽出する。

続いて第2段階では、両システムのデータ連携実証を実施する予定。たとえば、「DX-Core」が監視カメラ画像から院内の混雑具合を判断して「コマンドセンター」がスタッフの配置変更を提案したり、あるいは「コマンドセンター」が新規入院患者の受け入れ病棟を割り当てたら、「DX-Core」が制御する案内ロボットが患者を当該病棟まで案内したりするといったものを想定している。

そして最終段階としては、地域医療連携推進法人湖南メディカル・コンソーシアムに加盟する31法人99施設を対象に、「コマンドセンター」と「DX-Core」を連携させたシステムの展開をめざすという。

こうしたDXを進めることで、GEヘルスケアと清水建設は、医療サービスの質向上と医療従事者の業務効率化、そして患者の利便性向上に向けたサービスをよりいっそう提供していきたいとしている。


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Medical DX編集部

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