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Medical DX編集部 2022.5.16

打倒Apple Watch? Google初のスマートウォッチ「Pixel Watch」でヘルスケア戦略の先鋭化が進むか?

アメリカ時間5月11日に、Googleが年次開発者会議「Google I/O 2022」を開催した。その基調講演で、今年の秋に新たなフラッグシップとなるスマートフォン「Pixel 7」などとともに、初の自社ブランドスマートウオッチ「Pixel Watch」を発表した。今年の秋に発売される予定だ。価格等はまだ発表されていない。

ドーム型円形ディスプレイのシックな外見で、Googleのスマートウオッチソフトウエア「Wear OS」を搭載。「Googleアシスタント」をはじめGoogleが展開するさまざまなサービスとのつながりも話題だが、とくに注目したいのがヘルスケア機能だ。

昨年GoogleがウェアラブルメーカーFitbitを買収している。そのことで、「Pixel Watch」には同社のヘルスケア、フィットネス機能が備わっている。となると、運動量やアクティヴィティ、心拍数、睡眠時間といったスコアが記録され、分析を行えるようだ。

以前からGoogleは自社の強みであるAI分野を活かして、医療事業への展開を始めている。そのなかで、パーソナルヘルスデータの管理、分析は最も基本となるものだ。さらに「Pixel Watch」はiOSデバイスと連携せず、Androidスマートフォンにのみ対応するという。こうしたことからも、自社でスマートウオッチを出したことの重要度がうかがえる。

Google I/Oにて発表された、スマートウオッチ「Pixel Watch」を含むGoogle Pixel製品

現在、スマートウオッチのシェアは、Apple Watchが約3割、続いてSamsungが約1割を占めているとされる。

Apple Watchも、例年からいけば、秋に新製品が発表されると予想できる。これまでも血圧測定や、体温測定センサーなどの特許を取得したことがわかっており、新製品で新しい機能が搭載されるかどうか、話題となっている。

また、Googleの「Wear OS」を搭載する世界シェア2位のSamsungは、昨年発売の「Galaxy Watch4」で体組成計などに使われている「生体電気インピーダンス分析(BIA)法」による健康状態の分析機能を搭載し、独自のヘルスケア機能を強化している。

こうしたスマートウオッチ市場に、Googleがどう切り込んでいくか。その競争によって、IT大手のヘルスケア戦略に、新たな動きが出てくるかもしれない。


Google|Take a look at our new Pixel portfolio, made to be helpful

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