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Medical DX編集部 2021.11.30

遠隔地から患者や高齢者を見守り管理!見守り機器とつながる日本初の室内モニター

■インターネットとつながる室内モニター


新型コロナウイルス感染症は、日本国内で感染者数が減少傾向にあるものの、新たな変異株も見つかり、第6波への備えが急務となっている。とりわけ重要な課題が、医療の負担軽減や、単身者・高齢者が感染した場合の対応策だ。先の第5波では、症状の急変に対応できず、自宅で療養する単身者や高齢の患者が亡くなってしまうケースが相次いだ。

そうした課題に対して貢献が期待できるのが、DOORCOM株式会社が医療機器メーカーなどと共同開発した、見守りモニター「IT83」だ。パルスオキシメーターや人工呼吸器などの外部見守り機などと連携できる、日本初の室内モニターである。

「IT83」は、インターネットと接続することによって家族や医療関係者が遠隔地で患者の状態を見守り管理できるため、症状の急変などに即時の対応が可能となる。

また、一人暮らしの高齢者が増加傾向にあるが、一方で、コロナ感染予防のために家族がなかなか自由に会えないという状況もある。そうした場合の安否確認にも役立ちそうだ。

上記以外にもさまざまな機器と連携。Wi-Fi式のナースコールや多機能インターフォンなどともつながるため、離れていても自宅静養中の患者や高齢者と、家族、医療関係者がリアルタイムで会話できる。モニターを通じて電話のように話せるので、スマートフォンが苦手な高齢者でも簡単に利用できるだろう。強制的に会話をスタートさせることも可能だ。また、「IT83」はWi-Fi式のスタンド型で設置も簡単なため導入しやすい、という点も大きな特徴のひとつと言っていいだろう。

インターネットを介し、ということは、世界中どこからでもつながるということ。高齢の親を残して国内あるいは海外に転勤しなければならない場合でも、24時間見守ることができる。

起き上がれない患者や高齢者にとってさらに便利なのは、スマートロックとも接続できること。ベッドの上から自宅の施錠・解錠が可能になるので、介護者など訪問者へのスムーズな対応はもちろんのこと、高齢者を狙った詐欺などの犯罪に対する防犯にも効果的だろう。

一方、医療関係者や介護関係者の負担軽減も期待される。パルスオキシメーターとの連携により、離れた場所から心拍数・血中酸素飽和度を確認できるうえ、人工呼吸器が正常に作動しているかといった管理が可能だ。これら医療機器との連携によって、病院内においても、たとえば防護服を着たり脱いだりといった手間を減らすことができ、医療従事者の負担軽減につながるのではないか。

また最近では、感染予防のために病院や療養ホテルでは無人受付のところが増えてきた。「IT83」はそうした無人受付のシステムとも連携が可能だ。DOORCOM社では、以前からマスク検知機能や体温検知機能を搭載できるIPインターフォンを開発・販売しているが、こうしたシステムと連携することで、より安全安心な受付業務を可能にするだけでなく、院内感染・施設内感染の防止といった面にも効果を期待できそうだ。

新型コロナウイルス、そして高齢者社会の進展という新たな時代を迎え、「IT83」のような医療機器と連携可能な見守りモニターの役割がますます高まっていくと言えそうだ。


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Medical DX編集部

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