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Medical DX編集部 2021.8.3

AI健康アドバイスアプリがやせ型妊婦の体重管理を支援〜「カロママ プラス」、聖路加国際大学の検証研究に協力

厚生労働省の「人口動態統計」によれば、令和元年における日本の低出生体重児(生まれた時の体重が2,500g未満の新生児)の割合は、9.4%とされている。1975年の5.1%から比べて2010年には現状のパーセンテージとなり、10年ほど横ばい状態が続いており、主な先進国のなかでも高い割合を占めている。

低出生体重児増加の要因として、医学の進歩による早期産児の割合の増加、多胎児妊娠、妊娠前の母親のやせ、妊娠中の体重増加抑制などが報告されている。

これを踏まえて、株式会社リンクアンドコミュニケーションが、聖路加国際大学大学院看護学研究科の大田えりか教授(国際看護学)のやせ型妊婦への介入研究(低出生体重児出生予防のための妊娠期パーソナライズドアプリケーションの検証研究を2021年6月に開始)に、AI健康アプリ「カロママ プラス」で協力すると発表。「カロママ プラス」を使って妊婦の体重管理を支援した場合において、低出生体重児の出生割合を調査するという。

「カロママ プラス」は企業・健保・自治体などの健康経営、従業員の健康づくりをサポートする健康アドバイス・アプリだ。毎日のライフログが簡単に記録でき、アルゴリズム・AIによるアドバイスがリアルタイムに提供される。


カロママ プラス」アプリ(プレスリリースより)

今回の試みは、やせ型妊婦(BMI<21kg/m2)に対して、カロママ プラス」が食事内容や体重変動に対して自動でアドバイス、妊娠週数に応じてのコラムを提供することで、低出生体重児の出生予防効果がはかれるかどうか、その効果を検証するというものだ。

これに際して、妊娠20週未満かつ妊娠前BMIが21.0㎏/m²未満の妊婦のなかから、9月末まで50名の応募者を募り、アプリ登録後から2022年3月末まで観察期間を設けるとしており、以下のアドレスから登録が可能となっている。
https://calomama.com/news/20210625-01/
(※ただし、応募者に限りがあり、参加できない場合もある)

低出生体重児は、出生後にもケアが必要となる場合も多く、またその後の発育・発達・健康にかかわるリスクも大きいといわれている。今回の研究が、こうした問題を将来的に解決する道筋になるか、期待されるところだ。
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