
■アフターコロナに向けてのプラットフォーム
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響で、厚生労働省は令和2年2月28日事務連絡「新型コロナウイルス感染症患者の増加に際しての電話や情報通信機器を用いた診療や処方箋の取扱いについて」を皮切りに、オンライン診療の提供を時限的に緩和した。
また、5月19日に開かれた国家戦略特別区域諮問会議では、緊急事態宣言の解除後も引き続き効力を有すると確認するとともに、今後の取扱いを年内を一つの目途として検討を行うという。
そういった流れのなかで、株式会社オプティムが発表したのが、オンライン診療システムを手軽かつスピーディーに開発することができる「オンライン診療プラットフォーム」のOEM提供だ。
これまでオンライン診療で培ってきた技術と品質をもとに、オンライン診療にとどまらず、在宅医療や保健指導、健診、人間ドック、検査機関など、さまざまな医療サービスの提供を、短期間で、柔軟に開始することが可能になるという。
■細やかな配慮がなされたサービス
サービスの内容も充実している。
スマートフォン・タブレット、PC、テレビを含めたあらゆる機器でビデオ通話ができ、基本特許技術「Overlay Technology」(特許第5192462号)による赤ペン機能、指さし機能で、映してほしい箇所や症状の説明を的確に行うことができる。
また、映像だけではなく、簡単な確認はチャット機能でもコミュニケート可能。

ビデオ通話

指示(赤ペン/指差し)(Overlay Technology 特許番号:5192462(日本))
チャット

他にも、血圧計や体組成計、体温計などのヘルスケア機器から取得したバイタルデータを連携、取得することが可能。スマホ・タブレットでの予約機能(リマインド通知も発信)や、決済もクレジットカードを使ってオンラインで済ませることができたり、薬・処方箋の配送支援も行えるなど、実に細やかな配慮がされている。

さらに、電子カルテやお薬手帳、またはその他の業務システムとも連携が可能。
実際に、ビデオ通話機能、緊急通報・通報転送・安否確認機能、通信異常通知機能を取り入れたエヌ・デーソフトウェア株式会社の訪問介護看護サービス向けソリューション「ほのぼのTV通話システム」、上記のほとんどの機能を利用したMRT株式会社の「オンライン診療ポケットドクター」などの導入事例もあり、今後の普及に大きな注目が集まっている。

オンライン診療プラットフォーム イメージ図
オンライン診療プラットフォーム|医療×IT オプティムhttps://www.optim.co.jp/medical/online-medical-platform/
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