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Medical DX編集部 2021.6.9

iOS 15の「ヘルスケア」アプリは電子カルテと連携可能に〜アメリカでAppleが発表

日本時間の2021年6月8日未明、アメリカのApple社は、世界開発者会議(Apple Worldwide Developers Conference=WWDC21)を開いた。

そのなかで、今秋予定でリリースするiPhone用OS「iOS 15」が発表された。ビデオ通話機能「FaceTime」がビデオ会議ツールとしても使えるように強化されるなど、機能としての大きな変革はないものの、これまでAppleが目指してきた方向性を生かしたうえで、新型コロナ禍以降の世界社会の需要を十二分に反映したバージョンアップといえる。

とくに注目されるのが、iPhoneやApple Watchで記録した健康情報を管理する標準アプリヘルスケア」のアップデートだ。

iOS 15では、安静時の心拍数や、睡眠、月経周期やフィットネス、転倒検知機能など、20種類のデータのトレンド分析機能が追加され、より細かく健康状態の変化を把握することができるという。

さらに、アメリカではAllscripts Healthcare Solutionsなど6社の電子カルテメーカーと連携し、「ヘルスケア」アプリで記録された個々のヘルスケアデータを、対応医療機関で電子カルテに読み込むことができるようになるという。

また、ヘルスケアデータは家族や医師といった、ユーザーが指定した相手とも共有できる。通信中のデータは暗号化され、その内容はApple側からはアクセスできないようになっており、セキュリティの面でも問題はないようだ。

これまでもAppleは巨大IT企業のなかでも、とくに医療・ヘルスケアへのサポートを強化しており、数々の新サービスを打ち出している。

日本での対応については未定だが、オンライン診療の恒久化の議論が高まっているなかで、実用性の高い先達のサービスとして注目しておきたい。

●Apple(アメリカ) iOS 15 リリース
https://www.apple.com/ios/ios-15-preview/
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WRITTEN by

Medical DX編集部

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