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Medical DX編集部 2021.5.27

Apple Watchの血中酸素濃度も、診療情報管理サービス「カルテコ」でAppleデバイスとの連携が進む

本サイトでも何度かとりあげているように、日常の健康維持や、病気の際に適切な治療を受けるために、医療情報を活用するための技術は、日進月歩で進んでいる。

とくにオンライン資格確認の推進によって関心が高まっているのが、パーソナル・ヘルス・レコード(PHR)の有効活用法だ。とくにウェアラブルデバイスの発達により、心拍数などの日常的なデータは容易に取得できるようになっているため、医療機関への診療情報などと組み合わせることで、より個々の健康のために役立てられるようになっている。

そういったなかで注目されるのが、メディカル・データ・ビジョン株式会社が展開している「カルテコ」というサービスだ。

カルテコは、患者が医療機関を受診した際の診療記録(傷病名・検査結果・診療中に使われた薬・処方薬・処置・手術など)や検査画像、健康診断の結果をWeb上に保管、インターネット環境があればいつでも閲覧できるサービスとして、2015年6月にサービスを開始。2021年4月の段階で約3万人の利用者がいる。

「カルテコ」iOS版画面(プレスリリースより)

カルテコの特筆すべき点は、とくにApple社のiPhone、Apple Watchとの連携にあるだろう。今年の4月8日からiOS版の「カルテコ」アプリにおいて、iPhoneの「ヘルスケア」アプリと連携できるようになった。iPhoneと連携したApple Watchで「心電図App」で計測した「心電図」「心拍変動」「歩行時平均心拍数」と、「血中酸素ウェルネスApp」で計測した血液中の酸素濃度を示す「酸素飽和度」が「カルテコ」に反映できる。とくに心臓の状態において、医師との情報共有がはかれるというのは大きなメリットだろう(なお、Androidスマートフォン用アプリでは「OMRON connect」アプリと連携できる)。
新型コロナワクチン接種管理画面(プレスリリースより)

さらには、接種が始まっている新型コロナウイルス感染症のワクチン接種記録を自分で管理できる機能も搭載した。ワクチン接種記録の登録は、
①新型コロナワクチンを選択
②接種日を選択
③初回か2回目かを選択
④メーカーを選択
⑤接種済証の写真を保存
⑥接種後の副反応を記録
という手順で行うことで、次回の接種時に医師へ前回の状況を伝えるなど、その後の管理に役立てられる。

「カルテコ」はここ数ヶ月で新機能の搭載が進んでいる。これまで「カルテコ」を導入している医療機関の患者、その病院に付設する健診施設の健診受診者のみが利用できるサービスだったが、広くアプリが公開されたこともあり、生活者に対して使いやすい改善が行われているのだ。今後のサービス展開にも注目したい。
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Medical DX編集部

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