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Medical DX編集部 2021.5.7

Ubie、自治体向けに「ワクチン接種Web問診システム」を提供開始、スムーズで効率的な新型コロナワクチン接種へ

変異株による感染が拡大し、4都府県では3度目の緊急事態宣言が発令された。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の猛威が収まらないなかで、拡大予防のための迅速なワクチン接種が急務とされている。

政府は先月、東京都で今月24日から自衛隊が運営する大規模な接種会場を設け、1日1万人規模の接種を目指すと発表。大阪府でも設置を検討するとしている。

他の各自治体でも早期の接種を目指しているが、医療リソースが逼迫する現況において、スムーズで効率的な方法の模索が続いている。

そんななかで、医療者向けのAI問診システム「AI問診ユビー」、生活者向けのAI受診相談システム「AI受診相談ユビー」を展開するUbie株式会社が、自治体向けに「ワクチン接種Web問診システム」を提供すると発表した。

Ubieは昨年5月より、医療機関における来院前・来院後の院内感染対策支援として「COVID-19トリアージ支援システム」を提供している。「AI問診ユビー」の追加機能として、来院する前に行うWeb問診情報に応じて、医療機関がトリアージ(優先度付け)と受診案内が可能になるシステムとして、70以上の医療機関で導入されている。

「ワクチン接種Web問診システム」はこの「COVID-19トリアージ支援システム」を活用したものだという。

プレスリリースより、「ワクチン接種Web問診システム」を活用した予診の想定フロー図

紙の予診票の記入の代わりに、住民は事前に自宅や出先からスマートフォン・PCで問診に回答、その結果は接種する会場の端末へ送信される。接種会場に到着した住民は、自治体から発行された接種券番号のバーコードの提示で、医師の予診・ワクチン接種に進めるようになる。

住民にとっては会場の滞在時間が短縮でき、自治体側もバーコードのスキャンで各端末に問診データをすみやかに読み込めるため、最大限に接種の効率化をはかれる。また、それによって会場内での感染拡大防止も期待できる。

さらに、問診で新型コロナに関連する症状が確認された場合はアラートが表示され、自治体・医師は該当する住民の来場前に連絡を取りあい、適切な案内ができるメリットもある。

Ubieによれば、このシステムは自治体や医療機関がコロナワクチン接種に活用する外部予約サービスと連携したうえでの活用を想定しているという。

ワクチンの接種率の向上がさけばれるなかで、住民・医療従事者双方にとっての効率的なシステムとして期待がかかる。
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