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Medical DX編集部 2021.4.28

薬局のDX化の推進へ〜かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」、大手チェーンで続々導入

昨年のオンライン服薬指導の導入、そして今年10月に予定されているオンライン資格確認でのマイナンバーカードとレセプト記載の薬剤情報との紐付けなどで、近年は薬局のDX化に注目が集まっている。

そんななか、医師12万人が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を中心に事業を展開するメドピア株式会社は、かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」を2019年6月より開始している。

「kakari」は患者向けスマートフォンアプリ「kakari」と薬局向けの「kakari薬局システム」によってなっており、患者に便利と安心を、薬局には患者の信頼を得てリピート(かかりつけ化)を狙うというサービスだ。

まず、薬局が店頭でアプリを説明し、患者がダウンロード、加盟薬局の専用コードを入力するだけで、すぐにかかりつけ薬局の情報が表示され、お薬相談、処方せん送信が可能となる。

患者は病院で処方せんをもらったら、アプリ上でかかりつけ登録をした薬局へ「処方せん送信」をすることができ、薬局での待ち時間を削減できる。また、病院近くの門前薬局の利用時には「店頭チェックイン」機能で、薬の仕上がり時間の連絡もアプリで受け取れる。

アプリを通じたオンラインでの服薬指導も可能(決済まで完結)で、システムを事前設定しておけば、患者は薬剤師にチャットでお薬相談ができ、薬剤師は服薬フォローを簡単に行える。さらに、患者はkakariアプリ、加盟薬局はシステムを通じて電子お薬手帳情報を確認でき、公益社団法人日本薬剤師会が提供する電子お薬手帳相互閲覧サービス「e薬Link®」とも連携して、加盟薬局は運営主体が異なる患者の電子お薬手帳情報も確認できる。

安心かつ利便性の高いサービスとして認知され、加盟薬局数が1,451店舗(2020年12月末時点)、「アプリダウンロード数」及び「処方せん送信数」が2020年9月末から12月末までの3か月でともに3倍に増加しているという。

昨年9月には調剤併設型ドラッグストアの大手・スギ薬局と提携し、この4月からは関西圏を中心に独自性のあるチェーン展開をしているキリン堂の、調剤取扱店約100店舗へ導入された。

薬局のDX化の推進に大きな役割を果たしているkakari。この春を目処に、メドピアが提供するかかりつけクリニック支援サービス「kakari for Clinic」との連携を進めるという。

クリニックから薬局まで一気通貫する「プライマリケアプラットフォーム」(プレスリリースより)

「kakari for Clinic」オンライン診療やチャット、診療予約やPRまで行えるため、これによって、診療から服薬指導・服薬後フォローまでを一気通貫にサポートする「プライマリケアプラットフォーム(上図参照)」に進化させていく計画だ。

医療従事者・薬剤師・患者が円滑なコミュニケーションを望め、安価にそして安心・安全なデジタル化医療を提供できるサービスが、この春以降どのような進化を遂げていくのか、目が離せない。


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Medical DX編集部

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