ニュース
Medical DX編集部 2021.4.1

オンライン資格確認の本格運用が10月まで延期へ

■データ不備が相次ぎ、3月下旬からの運用開始ができず


当メディアでも取り上げてきた「オンライン資格確認等システム」の本格運用が10月まで延期されることが決定した。

3月下旬の開始を予定して準備を進めてきたが、プレ運用でデータの不備によるエラーが発生していること、病院や診療所、薬局の導入準備にも遅れが生じていることなどを踏まえての措置だという。

厚生労働省によると、3月4日からプレ運用を実施していたが、「保険者が事前に登録したマイナンバーの誤り」「被保険者証情報の未登録」「被保険者番号の不正確な登録」といったデータ不備によるトラブルが相次いだ。

マイナンバーカードを保険証として利用できるようにするために、健康保険組合などの保険者は加入者の被保険者番号や保険資格情報、マイナンバーを紐づけたうえで「医療保険者等向け中間サーバー」に登録してきたが、ここでの入力ミスが2021年2月時点で約3万件見つかっていたという(これらは現在ほぼ解消されているという)。

厚生労働省は6月までにマイナンバーの誤入力をチェックするシステムを導入するほか、資格情報の確認や修正を進める。そのうえで、マイナンバーカードの保険証利用のために必要な関連システムの導入をこれまで申請してきた約10万施設でプレ運用を順次進め、10月までに本格運用を開始するとしている。

コロナ禍のなか、半導体不足からパソコン調達に遅れが生じたり、カードリーダーの生産に遅れが生じたりといった問題も起きていたというが、「オンライン資格確認等システム」は、データヘルス改革の基盤となるものである。運用機器の調達はもちろんのこと、データ精度の向上は欠かせないものだ。この延期期間に、それらが解決されることを期待したい。

印刷ページを表示
WRITTEN by

Medical DX編集部

医療テクノロジーの活用についての情報をさまざまな視点からお伝えしていきます。
他カテゴリの記事を読む

DXによる医療・ヘルスケアの
変革を伝えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を受け取れたり、その他会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。