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Medical DX編集部 2021.3.22

オンライン資格確認導入直前!カードリーダーからシステムまでを厳選ガイド

■「オンライン資格確認」の導入が待ったなし!


当メディアでも紹介してきたように、「オンライン資格確認」が3月下旬からスタートする。健康・医療・介護分野のICTの利活用を「患者・利用者目線」としていくデータヘルス改革の一環として、すべての国民の資格履歴を一元的に管理し、患者のマイナンバーカードや保険証をもとに、加入している医療保険をすぐ確認できるようになる。

患者・利用者からすると、マイナンバーカードを健康保険証として利用できることが注目されるが、一方で医療機関や調剤薬局ではこの「オンライン資格確認」への対応を急ピッチで進める必要がある。そこで本稿では、「オンライン資格確認」の導入をスムーズに進めるため、各社が提供しているサービスを紹介していこう。

■顔認証付きカードリーダー4選


「オンライン資格確認」用の顔認証付きカードリーダー「Hi-CARA」の提供を進めているのが、キヤノンマーケティングジャパンだ。

患者がマイナンバーカードをこのICカードリーダーに差し込むことで、本人の顔写真を撮影し、マイナンバーカードのICチップ内の画像情報と照合、本人確認を行う。同時に読み取ったICチップ内の電子証明書をオンライン資格確認端末を通じて支払基金・国保中央会のオンライン資格確認システムに送り、資格情報を取得・取り込みを行うしくみだ。

「Hi-CARA」のオンライン資格確認の流れ

機器そのものは、限られた受付スペースにも設置できる軽量かつコンパクトなサイズ。受付カウンターの高さが気になるお年寄りや子ども、車椅子の方でも操作しやすいように、操作部は取り外し可能。またカードの読み取り状況などがひと目でわかるステータスランプや個人情報を守るためのセキュリティ機能として、カード置き忘れ防止や覗き見防止機能なども搭載されている。もちろん、機器とあわせて、資格確認の導入に必要となるオンライン資格確認端末(PC)も提供するとのことだ。

オンライン資格確認の顔認証付きカードリーダーはほかにも、富士通の子会社であるPFUから、設置場所を選ばない独自の光学・証明技術を搭載し、オンライン資格確認端末1台に対して4台まで同時接続が可能な「Caora」、パナソニックシステムソリューションズジャパンからは、空港でも導入されている顔認証精度の高さと、手袋着用のままでも画面操作が可能な点を特徴にしたカードリーダー、アルメックスからは、公費医療券各種証明書も読み取れ、ミラーリング機能として受付側からも操作が可能なモニターを搭載している「マイナタッチ」が、それぞれ提供されているなど、各社から特徴のある製品が発売されている。

■導入設置から保守までをワンストップで提供するサービスも


オンライン資格確認に必要な機器の導入設置から保守までをワンストップで提供しようというのが、リコージャパンの「RICOH オンライン資格確認システム」だ。

オンライン資格確認に求められるセキュリティ要件を満たすルータをキーユニットに、医療用文書の交換サービスなどの拡張性があるオンライン資格端末までを提供、顔認証付きカードリーダーとともに設置。そして導入後は、レセコンベンダー、機器メーカーと連携して、導入した医療機関・調剤薬局が安心して利用できる保守サービス体制を用意するという。

「RICOH オンライン資格確認システム」の概要

こうしたパッケージ型のサービスにはほかにも、回線・機器・設置設定などをワンストップで提供する「オンライン資格確認スタートパック」をNTT東日本が用意している。

いずれにせよ、これらの「オンライン資格確認」の整備を進めることが、医療機関・調剤薬局のICT化、DX化を促進する契機となるかもしれない。窓口業務の効率化から患者・利用者の利便性向上につながることを期待したい。


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