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Medical DX編集部 2021.2.15

がん専門医によるオンラインのセカンドオピニオンシステム「Findmeオンライン診療」

国立がん研究センターの統計によれば、日本人が生涯でがんに罹患する確率は、男性65.5%、女性50.2%とされている(2017年データに基づく)。

だが、医学の進歩とともにがんの治療法も発達し、現在ではさまざまな方法が存在、罹患部位によっては生存率も上昇している。

といっても、長期にわたる治療・経過観察を要する。さらには、生活の質やスタイルが大きく変わることも考えられる。ゆえに、担当医と患者およびその家族が、現状の体調と正しい情報に基づいて、納得するまで話し合い、それぞれの現状に合った治療法を選ぶことが重要だ。

そのうえで、診断結果や診療法の選択において、現在診療を受けている担当医以外に、違う医療機関の医師の意見=セカンドオピニオンの利用も増加しているという。

このセカンドオピニオンを、がん専門医からインターネットを経由して、書面で聞くことができる「Findme(ファインドミー)」というサービスがある。リーズンホワイ株式会社が2018年4月からはじめたもので、DPC(診療群分類包括評価)対象医療機関所属かつ10年以上の臨床経験がある医師によるアドバイスが受けられる。

このリーズンホワイ社が2月1日、国立がん研究センター中央病院と共同で開発したオンラインセカンドオピニオンシステム「Findmeオンライン診療」を発表し、2月15日から中央病院専門医師によるセカンドオピニオンの受付を開始することになった。全国でがん医療を必要とする患者、情報を提供する医療者の双方の視点に立って開発されたシステムだという。

遠隔値でも専門医とオンライン上で面談(本人の同意があれば家族も別の場所から参加可)で、検査データ(画像データ)を医師とともに見ることもできる。医師の面談票も作成可能なため、面談の理解が深まることが期待される。

中央病院医師によるオンラインセカンドオピニオン希望者は、普段使用しているスマートフォン、PC等を介して専用サイトへアクセス。特別なアプリなどのインストールは必要ない。必要事項の記入も簡易的で、希望予約日時を選択して申し込む(必要資料等は郵送対応可)。

当日は希望場所でスマートフォン、PC等でオンラインでのセカンドオピニオン(60分以内)を行う。医師の意見が聞けるのみならず、終了後も医師との面談時メモを確認することもできるという。

セカンドオピニオンは自費診療となるので健康保険は適応されない。総額は税込49,940円(60分以内の相談料44,000円+システム利用料5,940円)。病理診断も実施する場合は、病理診断料としてさらに5,500円(税込)が追加される。

患者にとっても簡潔なシステムで、セカンドオピニオンのための交通費や宿泊費などの負担、またコロナ禍で心配される遠隔移動など、心身への負担も軽減されることが見込まれる。がんに悩む人たちにとって、たいへん有意義なサービスといえそうだ。

●リーズンホワイ株式会社
https://www.reasonwhy.jp/
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Medical DX編集部

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