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Medical DX編集部 2021.2.8

接種体制づくりの救世主に!? 新型コロナワクチン接種予約システムが次々に登場

■住民も自治体も使いやすい予約受付システムを!


新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないなか、その対策の救世主として期待されているワクチンの接種が、日本国内でも2月中旬から始められるように準備が進められている。医療従事者を皮切りに、高齢者、基礎疾患を有する人の順に接種を進める予定で、厚生労働省によると、現段階では高齢者への接種開始は早くても4月1日以降になる見込みだという。

急ピッチでワクチン接種の体制づくりが進められるなか、先日当メディアでも紹介したように、LINE株式会社がLINEを活用したワクチン接種予約システムの提供を発表した。こうした予約受付システムは、ほかにもいくつかサービスの提供が始まるので、それらを紹介していこう。

健診WEB予約サービス『アイ・カラダ』を生かした予約サービス


まず、株式会社SCCは、地方自体体に向けてワクチン接種をウェブで予約するサービスの提供を開始した。ウェブ環境で予約を完結できる一方、スマートフォンなどに不慣れな高齢層でも予約できるように、オプションとして電話自動受付機能も用意されている。

予約受付の画面イメージ

EPARKクリニック・病院から派生した予約サービス


エンパワーヘルスケア株式会社は、ワクチン接種を行う自治体を対象にした運用管理、および予約システムサービスを2月15日から提供開始する。同社は、クリニックの検索・予約サイト「EPARKクリニック・病院」を運営しており、そのサイト内に自治体の特設ページを作成、そのなかで情報の確認や接種会場の検索、さらには予約システムを利用して空き状況の確認から予約受付までできるようにした。なお、電話予約受付を併用し、ネット予約者同様、電話予約者情報を予約システムで登録しておくことで、接種者情報を一元管理することも可能にしたという。

クリニックの検索・予約サイト「EPARKクリニック・病院」

さまざまな業種に予約サービスを提供するRESERVAの専用システム


2月5日にサービス提供を開始した、株式会社コントロールテクノロジーの「RESERVA 新型コロナワクチン接種予約システム」は、ウェブ・電話などのさまざまな手段から予約することができ、自治体側でそれぞれの予約の一元管理も可能。また、接種がスタートしてからも情報共有での苦労が予想される接種回数や接種間隔、ワクチンメーカーについても、同システムで一元管理できる。

「RESERVA 新型コロナワクチン接種予約システム」での自治体・病院・住民の関係

新型コロナワクチンの接種に関しては、その開始時期すらまだ確定していないという曖昧な状況だけに、準備を進める自治体側もしばらくは混乱が続くことが予想される。また接種を受ける住民側も、不安がつきまとうだろう。そうしたなか、こうしたワクチン接種予約システムが複数登場してきているのは、自治体にとっても住民にとっても、心強いことといえるだろう。自治体や病院、そして住民が情報を共有しつつ、「密」の状態を防ぎながら迅速なワクチン接種ができる体制がつくられることに期待したい。


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Medical DX編集部

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