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Medical DX編集部 2021.2.3

LINEが新型コロナワクチン接種予約システムを提供、電話対応などでAIも活用へ

LINE株式会社は、全国の市町村において実施される、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種に関し、LINEを活用した新型コロナワクチン接種予約システムを提供すると発表した。

現在、全国の自治体において新型コロナウイルスワクチン接種の準備が進められているが、接種予約が電話がつながりにくくて取りにくい、予約や問合せの数が膨大となりコールセンターがリソース不足に陥る、といった接種開始までの体制構築や接種実施方法の策定の中でさまざまな課題が考えられる。

こうした背景を鑑みて、LINEでは自治体の住民からのワクチン接種予約を、コミュニケーションアプリ「LINE」で完結できるようシステムを提供する。


具体的な仕様は導入する自治体、および開発会社により異なるが、自治体のLINE公式アカウントを通じ、自治体から通知される接種券の券番号などを入力することで、ワクチン接種の会場や日時などを予約・変更することが可能となる。

また、新型コロナウイルスおよびワクチン関連情報へのアクセスや、チャットボットにより、よくある質問への回答も同じアカウントから可能に。住民にとっては普段から使い慣れたアプリから、24時間、場所を問わず予約やその管理ができるようになる。自治体職員にとっては手入力や電話対応の時間が削減できるなど、業務効率化につながることが考えられるという。

このLINEを活用した新型コロナワクチン接種予約システムは、神奈川県寒川町、和歌山県紀の川市など全国約100の自治体で既に導入を決定・検討されているという。

また、LINEでは、コミュニケーションアプリ「LINE」を活用したシステムだけでなくLINEのAIソリューション「LINE CLOVA」で支援を行う。

多量の電話対応が発生した際の現場のリソースの逼迫といった事態の発生に備えて、AIを活用した音声応対サービス「LINE AiCall」で電話対応を自動化。これにより24時間受付が可能なうえ、多量の電話にも同時に対応することが可能となる。加えて、接種日の予約、予約前日リマインド、接種後フォローの3段階の自動化も考えられます。特に接種後フォローにおいては、接種ワクチン別・年代別などのカテゴリごとの対象者に自動で電話をかけることもできるという。

さらに各自治体のニーズに合わせ、より職員の負担が少なく、住民にとっても便利な予約フローの実現を、AI技術により支援。たとえば接種券の券番号などを住民が直接手入力するケースにおいては、誤入力の可能性もあり、職員による確認作業の発生が考えられる。ここに世界最高水準の認識精度のAI文字認識技術「CLOVA OCR」を活用することで誤入力を防ぎ、職員の負担を軽減。文字抽出の支援による作業効率化のほかにも、接種券の使用可否を見分けたり、予診表へ記入した手書き文字についてもデータ化が可能となるという。

AIを活用した「CLOVA OCR」と「CLOVA Face」(顔認識)を組み合わせたオンライン本人確認「LINE eKYC」の活用により、接種会場での受付支援も視野に入れており、接種会場来場前での本人確認、会場での接種券のアプリ読み込みなどで接種受付ができ、身分証提示による本人確認の手間を簡略化。接種希望者の会場での待ち時間を減らし、対応職員の人数の削減なども可能となり、それにより「密」の状態を防ぐことができると考えられる。

これらのサービスを組み合わせることによって行政においてもより利便性の高いサービスの提供や職員の業務効率化の実現を目指し、自治体の支援を行うという。


LINE株式会社プレスリリース

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Medical DX編集部

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