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Medical DX編集部 2021.1.12

LINEドクターが首都圏の一部医療機関で先行提供を開始、オンライン診療普及の大きなエポックとなるか

新型コロナウイルス感染症の流行が猛威をふるい、1月7日、一都三県に2度目となる緊急事態宣言が発出された。これにより、オンライン診療の存在がさらなる注目を集める事態となっている。

本サイトでもオンライン診療についての動きを追いかけているが、普及の大きなトピックになると予想されていたのが、LINEヘルスケアによる「LINEドクター」のサービス発表だった。

LINEヘルスケアは、国内月間利用者数8,600万人(2020年9月時点)と、一般層に身近なインフラとして認知されているLINEと、医療従事者専門サイト「m3.com」などを運営する医療IT大手エムスリーとで2019年1月に設立された。同年の12月からは、LINEで直接医師に相談できる「健康相談サービス」の提供を開始し、類型30万件(2020年8月時点)の相談リクエストを数えている。

生活者としてのメリットは、医療機関の検索・予約から、診察、そして決済まで、既存のLINEアプリ上でシームレスに行えるため、診療を利用する追加の手続きや、別途の利用料金が省略されることだ。

そして、医療機関側としては、予約機能、LINEビデオ通話機能、決済機能が搭載されている「Basic Plan」を初期費用・月額費用無償で提供(決済手数料除く)、導入・運営コストが軽減できるという利点が見いだせる。

LINEドクター利用の流れ

当初は昨年11月からの提供を計画していたがスケジュールが遅れ、昨年12月17日に首都圏の一部医療機関での先行提供の開始が発表された。先行提供のユーザーや医療機関の意見をもとにサービスを改善し、順次対応エリアを拡大する予定だという。

「LINEドクター」を利用する医療機関へはスターターキットとして、ポスターやPOP、利用ガイド、クリニックカードなどを準備しており、生活者への周知もできるような工夫を行っている。

スターターキットのイメージ

コロナ禍が深刻化する一方で、厚生労働省はオンライン診療の恒久化の検討に入っており、今年秋の指針改定を目指している状況でもある。2021年が、日本におけるオンライン診療の定着に向けたエポックとなるのではないだろうか。


●「LINEドクター」サービスページ
https://linehealthcarecorp.com/linedoctor/user/guide
●「LINEドクター」プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002787.000001594.html
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Medical DX編集部

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