介護
Medical DX編集部 2020.10.7

LINEを活用するコミュニティ発信の対コロナ健康管理ツール「あまびこ」

アメリカをはじめ、欧米各国で再び感染拡大の兆しが見えている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。感染防止のために密を避けることが推奨され、リモートワークなど新しい働き方が生まれてきているものの、どうしても外出、対面をしなければならない職業は数多い。介護の現場も、そのひとつである。

新型コロナの重症化リスクが高いとされる入院患者、要介護高齢者が通う介護施設などにおいて、従業員の就業前の検温や体調報告といった健康管理、さらには施設内の換気・消毒などを含め、シビアな予防対策が取られている。だが、その管理作業によって、ハードな現場にさらなる作業が加わってしまうことが懸念されてきた。

こうした状況の中で、健康管理を簡潔にするサービスが開発された。医療・介護・福祉領域を中心に活動する創造型のSustainable Healthcare Integrate Park(SHIP/運営元は株式会社omniheal)による、対新型コロナウイルス健康管理サービス「あまびこ(AMAVICO)」だ。

スマートフォンで広く使われているLINEアプリを使用し、出勤前にチャットボットとボタンで会話することで、従業員の健康情報を共有できるというもの。会話を忘れてもプッシュ通知でリマインドされるため、記録忘れが減少できる。また、このチャットボットはLINE公式アカウントを使用しているため、個人のプライバシーも守られる。さらに、収集された情報は、メールとGoogleスプレッドシートで毎日送信されるため、管理者にとっても便利で、コストが削減できるシステムとなっている。

「あまびこ(AMAVICO)」の利用開始まで(CLOVER プレスリリースより)

このサービスについて、9月11日のアジア太平洋ヘルスサポート学会で発表が行われ、学校法人産業医科大学では、全学での大規模試験導入を開始することになった。

また、それに先だって、トライアルとして4つの法人に試験導入されている。そのうちのひとつが、首都圏を中心として高齢者デイサービスおよび放課後等デイサービスを展開する株式会社CLOVERだ。リリースによれば、「あまびこ」を本年8月から試験導入を開始したことで、健康管理の把握体制が飛躍的に向上したという。

「あまびこ(AMAVICO)」導入のメリット(CLOVER プレスリリースより)

アマビエと同じく、自分を描き写すことで疫病から身を守ってくれる妖怪「あまびこ(天彦)」から名付けられたこのサービス。上記のようなメリットや、接触確認アプリ「COCOA」のダウンロードリンクや、担当者への電話相談ボタンなどが、簡単なカスタマイズでアクセスすることができるため、多くの企業、学校などへの導入が期待される。


SHIP(Sustainable Healthcare Integrate Park)
https://omniheal.jp/ship/
株式会社CLOVER
https://day-clover.com/

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Medical DX編集部

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